【7月7日 AFP】英国で、スキャンダルが続くボリス・ジョンソン(Boris Johnson)政権からの離反者が相次いでおり、6日夜までに閣外相などを中心に38人の高官が辞任した。主要閣僚は同日、首相官邸で緊急会合を開催。報道によると、閣僚の一部はジョンソン氏に辞任を要求したが、同氏はこれを拒否した。

 ジョンソン氏はこの日、議会の質疑や下院委員会で長時間にわたる集中砲火を浴びつつも、辞任要求には断固として応じない意向を表明。主要閣僚の会合は、同氏が官邸に戻るのを待って行われた。

 メディア報道によると、ジョンソン氏の辞任を要求した閣僚には、プリティ・パテル(Priti Patel)内相に加え、前日に新財務相に任命されたばかりのナディム・ザハウィ(Nadhim Zahawi)氏も含まれる。(c)AFP