イスラム教の大巡礼、今年は100万人参加
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【7月6日 AFP】サウジアラビアで6日、イスラム教の聖地メッカ(Mecca)への大巡礼「ハッジ(Hajj)」が始まった。新型コロナウイルスの流行が始まって以降最多となる100万人が国内外から参加する。
巡礼できるのは65歳以下のワクチン接種を完了した人のみとされ、オンラインで募集した数百万人から抽選で選ばれた。国外から参加する85万人には、出国前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書の提出が義務付けられている。
新型コロナ流行前の2019年は世界各国から約250万人が訪れたが、流行以降は大幅に規模が縮小。20年には数千人、21年はワクチン接種済みの市民・居住者6万人が参加した。
ハッジはイスラム教徒の五つの義務のうちの一つで、心身の健康なイスラム教徒は一生に少なくとも一度は行わなければならないとされている。(c)AFP/Mohamad Ali Harissi