英国のタイプライターアーティスト 記号や文字から生まれる絵画
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【7月9日 AFP】米俳優トム・ハンクス(Tom Hanks)さんのポートレートから、英ロンドンの大型観覧車「ロンドンアイ(London Eye)」の風景画に至るまで、ジェームズ・クック(James Cook)さん(25)がタイプライターで打ち出す記号や文字から生まれる作品が注目を集めている。
クックさんがタイプライターアートを始めたのは2014年。高校の美術のクラスで、1920年代に同様の作品を制作していたアーティストについて知ったのがきっかけだった。
「ただ単に興味がわいて、自分でもタイプライターを手に入れました」とクックさん。「タイプライターアートをやる前は、人の顔なんて描けませんでした」
「実際、ペンや鉛筆を使ってフリーハンドで描く人物画より、タイプライターで描く人物画の方が出来がいいと思います」と話す。
ポートレートの場合、瞳の曲線を描くときは丸かっこを使用し、肌の陰影を表現するには占める面積が大きい「@(アットマーク)」を用いる。
小作品の制作期間は4~5日、ポートレートの場合はさらに日数がかかり、パノラマ画は完成まで2週間から1か月が必要だ。
■「何度やっても難しい」
今月から来月にかけて、来場者が独自のタイプライターアート作品を制作できる展覧会が開かれている。
いつかは、世界最大のタイプライター絵画でギネス世界記録(Guinness World Records)を目指したいと話すクックさん。作品は非の打ちどころがないように見えるかもしれないが「いつまでたっても簡単になることはありません」とし、「何度やっても難しい」と説明した。(c)AFP/James RYBACKI