【7月5日 AFP】ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州スラビャンスク(Slavyansk)の市長は5日、ロシア軍による「大規模な砲撃」を受けているとして、市民に身を守るよう呼び掛けた。同市は、同州を含むドンバス(Donbas)地方で攻勢を強めるロシア軍の次なる標的となっている。

 市長はフェイスブック(Facebook)を通じて、市内の中心部や北部が「大規模砲撃」を受けていると発表し、「皆、避難するように」と促した。

 ロシア軍は、隣接するルガンスク(Lugansk)州のセベロドネツク(Severodonetsk)とリシチャンスク(Lysychansk)を掌握。その後、前線がスラビャンスクに迫っており、ウクライナ当局はこれまでにも同市住民に対し避難を勧告していた。

 ロシアによる侵攻開始前のスラビャンスクの人口は約10万人。2日以降、ロシア軍の砲撃で少なくとも6人が死亡、19人が負傷している。(c)AFP