【7月5日 AFP】ロシアが全域を占領しているウクライナ南部ヘルソン(Kherson)州で5日、親ロ派の「州政府」トップに、ロシア連邦保安局(FSB)出身で、ロシアの飛び地カリーニングラード(Kaliningrad)州のナンバー2、セルゲイ・エリセーエフ(Sergei Yeliseyev)氏(51)が就任した。親ロ派州政府の高官が同日明らかにした。

 カリーニングラード州のウェブサイトによると、エリセーエフ氏は、FSBアカデミーを卒業後、保安局員として活動した。

 ヘルソン州政府のナンバー2には、ウクライナの元議員で、同国への侵攻開始後にロシアへの支持を表明したアレクセイ・コバレフ(Alexei Kovalev)氏が指名された。

 親ロ派州政府は、テレグラム(Telegram)に「ヘルソン州にとってウクライナは永遠に過去のものとなった。ロシアは未来永劫(えいごう)、ここにとどまる」と投稿した。

 ロシアが併合したクリミア(Crimea)半島に近いヘルソン市は、2月にロシアがウクライナに侵攻した後、最も早くロシアに陥落した都市となった。ロシアはその後、「ロシア化政策」を進めており、同国の通貨ルーブルを導入したほか、ロシアのパスポートを発行している。6月末にはロシアの銀行が初めて開業した。(c)AFP