【7月5日 CGTN Japanese】中国工業情報化部はこのほど、第1四半期(1〜3月期)のGDP当たりのエネルギー使用量は前年同期比2.3%減だったと発表しました。中国においてGDP当たりのエネルギー消費は減り続けています。鋼鉄、石化化学工業、紡績など、エネルギー使用が多い業種でもエネルギー効率が大幅に改善されるなど、工業のグリーン発展は大きな成果を挙げています。エコ産業も急速な発展を遂げており、生産価額の年間伸び率は10%以上に達しており8兆元(約163兆円)を突破しました。

 さらに、規模以上工業の付加価値当たりのエネルギー消費は2011〜2015年の5年間には28%減、2016〜2020年の5年間には16%減、さらに2021年も5.6%減でした。工業付加価値1万元(約20万円)当たりの水使用量は、2011〜2015年の5年間には35%減、2016〜2020年の5年間には40%減で、2021年は7%減でした。

 工業情報化部や国家発展改革委員会など政府6部門が共同で発表した工業のエネルギー効率改善に関する「行動計画」は、2025年までに規模以上(年間売上高が2000万元以上)の企業の付加価値当たりエネルギー消費を2020年比で13.5%削減する目標を立てています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News