【7月5日 CGTN Japanese】宇宙育成の種子が中国南方広東省(Guangdong)恵州市(Huizhou)博羅県(Boluo)の農業開発を促進しています。中国の宇宙育種試験モデル拠点の一つとして、博羅宇宙育種センターでは、無重力と宇宙放射の環境を経験した十数種類の野菜や植物の種子を用いて栽培試験を行っています。

 育種基地で栽培されている宇宙植物の一つには重さ約75キロの巨大なカボチャがあります。このカボチャのほか、菜の花、緑豆、大根、水稲などの植物は長年の育成と選別を経て、2万6667ヘクタール以上栽培されていて、博羅県に著しい経済効果をもたらしています。

 1987年以降、中国は宇宙種子育成の実験を行っています。2018年、中国の科学研究機関十数カ所が宇宙育種産業革新連盟を設立し、博羅などの宇宙育種センターと協力することで、宇宙種子の商業化を推進しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News