【7月9日 CGTN Japanese】江西省(Jiangxi)南昌市(Nanchang)の市民である諶祖華(Shen Zuhua)さんはこのほど、同市安義県(Anyi)内にある潦河(長江流域にある鄱陽湖支流の修水の支流)流域で、新石器時代のものとみられる多くの石器を拾いました。うち、直径9センチで、表面に人工的に磨かれた跡がはっきり残る円環型の石器は、考古学者によって新石器時代の人類が狩りに使った道具だと識別されています。

 考古学者は「人類は新石器時代には石器を磨くことができるようになり、ひもで石器を縛り、組み合わせて使うこともできる」として、石器の表面がより滑らかに磨かれていたと紹介しました。

 考古学者は1989年5月に南昌市安義県で旧石器時代の石器に対する調査を行い、3カ所で旧石器時代の石器を発見しました。この発見は当時の人類が潦河の両岸や丘陵地で生活していたことを示しており、江西省の先史の歴史の研究にとって重要な意義があります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News