【7月4日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第10シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は6-1、6-4、6-7(8-10)、6-3で第5シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)に勝利し、自身初の8強入りを果たした。準々決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と激突する。

 20歳での8強入りは2014年のニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)の後では最年少。今大会までグラス(芝)コートでは0勝だったが、これで四大大会(グランドスラム)通算3度目の8強入りとなった。

 シナーは6本目のマッチポイントで勝利。19歳のアルカラスは7度のブレークチャンスを一度もものにできなかったのが響いた。シナーは「カルロスはとてもタフな相手で、良い人。彼と対戦するのはいつも大きな喜び」とコメントした。

 その他の試合では、ダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)が今大会最長となる4時間36分の末に第23シードのフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)を7-6(7-3)、5-7、5-7、6-4、7-5で破り、2019年以来となるベスト8入りを果たした。

 世界ランキング58位のゴフィンは次戦、第9シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)と対戦する。ノーリーは第30シードのトミー・ポール(Tommy Paul、米国)に6-4、7-5、6-4で勝利し、初のグランドスラム準々決勝に進出した。(c)AFP