【7月4日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-2、4-6、6-1、6-2でワイルドカード(主催者推薦)のティム・ファン・ライトーベン(Tim Van Rijthoven、オランダ)を下し、大会通算13度目の8強入りを果たした。

 ピート・サンプラス(Pete Sampras)氏に並ぶ7度目のウィンブルドン制覇を目指すジョコビッチは、世界ランキング104位の相手を退けて準々決勝に進んだ。

 次戦ジョコビッチは、4回戦で第5シードの19歳カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)を破った第10シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と4強入りを懸けて戦う。

 グラス(芝)コートでの連勝を25に伸ばしたジョコビッチは、ファン・ライトーベンについて「とてもタフだった。彼とは対戦したことがなかった。強烈なサーブ、力強いフォアハンド、そして素晴らしいタッチを持っている」とコメントした。

 屋根が閉じられたセンターコートに登場したジョコビッチは、第2ゲームと第8ゲームをブレークして難なく第1セットをものにしたが、第2セットでファン・ライトーベンは、13本目のエースを決めてセットカウント1-1のタイに戻し、四大大会(グランドスラム)通算20勝のジョコビッチを驚かせた。

 しかしその後は通常運転に戻り、ジョコビッチは2度ブレークして30分で第3セットを奪うと、第4ゲームでも2度ブレークに成功。合計53本のアンフォーストエラーを記録したファン・ライトーベンを葬り去るのに、ジョコビッチには4セットで十分だった。(c)AFP