【7月3日 AFP】2日に行われたテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)の男子シングルス3回戦で、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)に敗れたステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が、「邪悪」な「いじめっ子」だとキリオスを批判した。

 チチパスが7-6(7-2)、4-6、3-6、6-7(7-9)で敗れたこの試合は、両選手ともにコードバイオレーションを受ける荒れた展開になった。チチパスは試合後の会見で、「いつもいじめをしている。それが彼のやり方だ」と話すと、「対戦相手をいじめている。学校でいじめっ子だったんだろう。いじめっ子は好きじゃない」と続けた。

「彼にはいいところもあるが、非常に邪悪な面もあって、そちらが表に出てくると周りの人間がすごく傷つき、ひどいことになる場合がある」

 さらにチチパスは、キリオスを黙らせようと意図的にボディーショットを狙ったことを認め、「相手の体を狙ったが、全然当たらなかった」と話した。

「もう終わりにしないといけない。このままじゃいけない。誰かが彼とじっくり話さないと。こういうやり方には慣れていない」

「サーカスのようだった。あのしゃべりと文句の連続には飽き飽きする」

 対するキリオスは、被害者は自分の方だと主張し、「いったい自分がどういじめたっていうのか。こちらにボールを当てようとし、観客に当てたのは向こうだ。スタジアム外まで打ったのは向こうだ。こっちは何もしていない」とコメントした。

「きょうはステファノスに何も失礼なことはしていない」 (c)AFP/John WEAVER