【7月2日 AFP】動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」は6月30日、米国ユーザーの個人情報への国外からのアクセスを制限するために必要な措置は講じていると共和党の上院議員に回答した。

 ティックトックは、米国ユーザーのデータ保存とアクセスに関する方針について9人の共和党議員から寄せられた質問に書面で回答。書面は米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に掲載された。ティックトックはその後、AFPに対して内容は事実だと認めた。

 ティックトックは6月30日付の書面で、中国を拠点とする従業員が米国ユーザーの個人情報にアクセスできるとするネットメディア「バズフィード(BuzzFeed)」の報道を認めたものの、「米国を拠点とするセキュリティーチーム」の管理で「厳重なサイバーセキュリティー対策を講じて承認手続き」を経た上でのものだと主張。

 また、中国共産党から米国ユーザーのデータを要求されたことはないとし、「たとえ要求されても米国ユーザーの個人情報を中国共産党に提供しない」と明言した。

 ティックトックは6月中旬、米当局からの質問を受け、米国ユーザーの全データは米ソフトウエア大手オラクル(Oracle)が運営する国内のサーバーに保存されていると答えていた。(c)AFP