【7月2日 AFP】米国防総省は1日、ウクライナに8億2000万ドル(約1110億円)相当の武器や弾薬を追加供与すると発表した。

 14回目となる軍事支援の内訳は、地対空ミサイルシステム「NASAMS」2基、米国が6月に供与を開始した高機動ロケット砲システム(HIMARS)の砲弾、最大15万発の155ミリ砲弾、対砲兵レーダー4基など。

 NASAMSは米防衛大手レイセオン・テクノロジーズ(Raytheon Technologies)とノルウェーのコングスベルグ・ディフェンス&エアロスペース(Kongsberg Defence & Aerospace)が共同開発した。遠隔操作式で、有人・無人機や巡航ミサイルからの防衛に役立つ。

 侵攻開始以降の米国によるウクライナ軍事支援の総額は、これで累計69億ドル(約9300億円)となった。(c)AFP