【7月1日 AFP】(更新)ウクライナ南部オデーサ(Odessa)州セルヒーウカ(Sergiyvka)で1日、集合住宅とレクリエーションセンターがミサイル攻撃を受け、21人が死亡、数十人が負傷した。

 セルヒーウカは、ロシアのウクライナ侵攻で激戦地となっている港湾都市オデーサの南約80キロに位置する。

 同州の軍報道官セルヒー・ブラチュク(Sergiy Bratchuk)氏は地元テレビ局に対し、12歳の少年を含む21人が死亡したと説明。ウクライナ非常事態庁のセルヒー・クルク(Sergiy Kruk)長官はフェイスブック(Facebook)で、子ども6人を含む38人が負傷したと発表した。

 ブラチュク氏によると、ミサイルは黒海(Black Sea)から飛来した航空機から発射された。同氏はテレビ局のインタビューで「最悪のシナリオが現実となり、戦略爆撃機がオデーサ州に飛来した」とし、「大型の極めて強力な」ミサイルが撃ち込まれたと話した。

 ロシア軍は前日の6月30日、オデーサ沖の黒海にある要衝ズミイヌイ島(スネーク島、Snake Island)から撤退していた。(c)AFP