【7月1日 Xinhua News】中国の上海ディズニーランド(Shanghai Disneyland)は101日間にわたる臨時休園を経て、6月30日から営業を再開した。

 最初に現場に復帰したチームの一つが上海ディズニーリゾート施設運営サービスチームで、中でもいち早く職場に戻ったのは、主に電気、水道、ガス、厨房設備、消防を担当するスタッフだった。

 施設運営を担当するこの「小チーム」は、それぞれの業務に加えて、リゾート全体の他のセクションの修理やメンテナンス作業、緊急対応なども行っている。

 同チームにとって、複数の専門分野にまたがる作業が園内の保守で最も大きな難題の一つだった。施設メンテナンス技術責任者の張磊(Zhang Lei)さんは「以前は植物に詳しくなかったが、この期間の作業で、園内にこれほど多くの品種の花があることを知った。今では植栽の種類や世話について理解が深まった」と語った。

 ストレステストも、営業未再開エリアにとっては大きな課題であり、早期に復帰した施設運営サービスチームのスタッフは、約1カ月かけて園内のアトラクションの試運転を行った。試験では、実際の人間と同じ重さの土のうを、必要に応じて乗り物の座席に置き、無負荷、重負荷、全負荷の各試験を実施し、運転条件や試験要件に応じて、この土のうを絶えず移動させ続けた。

 キッチン設備のメンテナンスを担当する朱根華(Zhu Genhua)さんは「園内のエンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスルの周りの明かりが再び点灯し、観光客と再会できることをとても楽しみにしている」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News