【7月1日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は6月30日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が北大西洋条約機構(NATO)は「帝国主義的な野望」を掲げていると非難したことを「ばかげている」と一蹴した。

 ショルツ氏はスペインの首都マドリードで開かれたNATO首脳会議閉幕後、NATOは「誰も脅かしていない」として、プーチン氏こそが「帝国主義を自身の政治目標に掲げている」と指摘した。

 プーチン氏は29日、NATOがウクライナに侵攻するロシアを「最も重大で直接的な脅威」と位置付けたことを受け、「NATO加盟国の首脳は覇権と帝国主義的な野望を誇示しようとしている」と述べていた。(c)AFP