【7月1日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は6-2、6-3、6-1で第26シードのフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic、セルビア)に快勝し、大会通算6度目の3回戦進出を果たした。

 この日のキリオスは初戦で爆発させたかんしゃくを封じ込め、24本のサービスエースと50本のウイナーを記録。自身のサービスゲームでは9ポイントを失うにとどめてブレークポイントも一つも与えず、前哨戦のシンチ選手権(2022 cinch Championships)で準優勝を飾ったクライノビッチをわずか1時間25分で圧倒した。

 ウィンブルドン初出場となった2014年大会で8強入りを果たしているキリオスは試合後、「この調子を続けることができたら、俺はかなり手ごわい」とコメント。「とにかく、自分がかなりの強豪であることを改めて思い知らせたかった」と続け、「1回戦はベストの状態には程遠かったが、きょうは自分のゾーンに入っていた」と振り返った。

「自分が四大大会(グランドスラム)で勝つチャンスは、ウィンブルドンが最も高い。カレンダーにはずっと、そこに丸印を付けているんだ」

「これからも厳しいドローが続くが、きょうはこれ以上ないプレーができた」

 キリオスは次戦、世界ランキング5位の強豪で今大会第4シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と4回戦進出を懸けて戦う。チチパスはこの日、ジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson、オーストラリア)を6-2、6-3、7-5で下した。(c)AFP/Dave JAMES