【7月1日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-4、6-4、4-6、6-3でリカルダス・ベランキス(Ricardas Berankis、リトアニア)を退け、大会通算11度目の3回戦進出を決めた。

 通算2度のウィンブルドン優勝を誇り、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)と全仏オープン(French Open 2022)に続く今季のメジャータイトル獲得を目指しているナダルは次戦、ベスト16入りを懸けて第27シードのロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego、イタリア)を迎え撃つことになった。

 ウィンブルドンに臨むのは準決勝に進出した2019年大会以来となっているナダルは、「日々挑戦だ」とし、「毎日が改善のチャンスであり、自分は改善していく必要がある」とコメント。「第4セットは一段レベルが上がった。フォアハンドを一層アグレッシブに打つことができた。物事が完璧でないと受け入れることが重要だ。引き続き励んでいかなければならない」と続けた。

 世界ランキング106位のベランキスを相手に試合の主導権を握っていたナダルは、フランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerundolo、アルゼンチン)との初戦と同様に、この日も第3セットを落とした。しかしながら、第4セットは安定感を取り戻して3-0とリードした後、センターコートの屋根が閉じる間のプレー中断を挟みつつ、計13本のサービスエースをたたき込むなどして勝利をさらった。(c)AFP