【6月30日 AFP】ウクライナ東部の親ロシア派勢力は30日、ウクライナ軍が西側諸国から供与されたミサイルや榴弾(りゅうだん)砲を民間人の攻撃に使っていると非難した。

 米国は6月に入って、ウクライナにM142高機動ロケット砲システム(HIMARS)を供与すると発表した。フランスやドイツなど欧州各国もここ数週間で榴弾砲を届けた。

 ルガンスク(Lugansk)州を拠点とする親ロ派の「国務省」のロマン・ベドメデンコ(Roman Vedmedenko)氏はロシアの通信社に対し、証拠は示さずに「新しい榴弾砲やHIMARSは、すでにわれわれの領内にいる民間人に対して使われている」と主張した。

 さらに「欧州からは常に新しい武器が入ってきている」と付け加えた。

 AFPはベドメデンコ氏の発言について、独自に裏付けを取ることができなかった。親ロ派勢力は、支配地域でウクライナ軍が民間人を砲撃しているとたびたび非難している。(c)AFP