【6月30日 AFP】トルクメニスタン訪問中のロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は29日、北大西洋条約機構(NATO)について「帝国主義的な野望」を掲げており、ロシアのウクライナ侵攻を利用して「覇権」を誇示しようとしていると非難した。

 プーチン氏はトルクメニスタンの首都アシガバートで記者団に対し、「西側諸国とNATOにとって、ウクライナとその国民の幸福は目的ではない。自分たちの利益を守るための手段にすぎない」と主張。「NATO加盟国の首脳は覇権と帝国主義的な野望を誇示しようとしている」と述べた。

 さらに「(NATOと)特に米国は、同盟の結束を図るため以前から外敵を必要としてきた」と指摘。「イランでは不十分だった。われわれがその同盟に全世界を結集させる機会を与えたことになる」と語った。

 映像は29日撮影・提供。(c)AFP