【6月30日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、2度の優勝を誇る世界ランキング52位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は4-6、6-7(4-7)、7-6(7-3)、4-6で大会第20シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)に敗れ、自己ワーストの2回戦で姿を消すこととなったが、引退の考えはないと話した。

 35歳のマレーは、長身のイズナーのサーブに対応できず、一度もブレークを奪えずに敗れた。マレーは2013年と16年に優勝するなど、ウィンブルドンで輝かしい成績を残しており、これまでの最短の敗退は05年と21年の3回戦だった。

 しかし、引退の予定はなく、状態は昨年より良いとし、「自分のテニスは間違いなく以前より良い。もどかしさがあった(前哨戦の)ボス・オープン(Boss Open 2022)後の10日間を除けば、肉体的には良い感覚だった」とコメントした。

「ここで良い成績を残せる可能性はあった。ランキングを上げてシードを手にすることが重要な理由の一つは、大会の序盤でトップ選手やこういった危険な相手との対戦を回避できることにある」

 今後のプランは体次第とし、「肉体的な状態が良ければプレーを続ける。だが、最高レベルで戦えるよう、体をベストの状態に維持するのは簡単ではない」と続けた。(c)AFP