【6月29日 AFP】来年予定されている米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第44回ライダーカップ(The 44th Ryder Cup)で米国の主将を務めるザック・ジョンソン(Zach Johnson)は28日、サウジアラビアが後援する新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズに参戦する選手はメンバーに含まれないことを明確に示唆した。

 米国ツアーのジョンディア・クラシック(John Deere Classic 2022)の開幕を翌日に控え、リブゴルフ参戦選手に科された無期限の資格停止処分が、ライダーカップでの自身のチーム編成にどう影響するか問われたジョンソンは「ライダーカップのチームでプレーするには、トップ6か主将推薦かに関係なく、全米プロゴルフ協会(PGA of America)を通してライダーカップポイントをためなければならない」とコメント。

 その上で、「全米プロゴルフ協会を通してライダーカップポイントを獲得するためには、協会の会員になる必要がある。われわれが協会の会員になる方法はPGAツアー(US PGA Tour)を通じてだ」と指摘し、「そこから考えてほしい」と述べた。

 昨年のライダーカップでは、リブゴルフと契約したダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)、ブルックス・ケプカ(Brooks Koepka)、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)らを擁した米国選抜が、欧州選抜に19-9と大差をつけて優勝した。

 一方、同大会に出場した欧州選抜ではイングランド勢のリー・ウェストウッド(Lee Westwood)とイアン・ポールター(Ian Poulter)、ベルン・ウィースバーガー(Bernd Wiesberger、オーストリア)、セルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)の4人が、30日から米オレゴン州でシリーズ第2戦が行われるリブゴルフに参戦している。(c)AFP