【6月29日 Xinhua News】中国の海洋プラントメーカー、海洋石油工程は26日、中国初となる海洋石油・ガス生産設備のスマート製造基地「海油工程天津スマート化製造基地」が正式に稼働したと発表した。中国の海洋石油・ガス設備業界のスマート化転換は大きな進展を得た。

 同基地の総面積は約57万5千平方メートル。設計生産能力は年間8万4千重量トンで、大型の海洋エンジニアリング船や浮体式石油生産・貯蔵・積み出し設備(FPSO)の停泊に適した全長1631メートルの高品質なふ頭も備える。自動切断や自動研磨、スマート組み立て、スマート溶接、スマート貯蔵などの先端スマート生産設備400台(組)余りも導入し、材料搬入からライン引き、組み立て、研磨、溶接などに至る工場のプレ製造プロセスのスマート化を実現した。

 同基地は今後、石油・ガス生産プラットフォーム・上部構造、FPSOモジュール、液化天然ガス(LNG)モジュールなどのハイエンド海洋工学製品を重点的に発展させる。海洋工学のスマート製造や石油・ガス田運用・維持のスマート保障、海洋工学技術のオリジナルイノベーション研究開発プラットフォームなどの機能を統合した総合基地を構築する。(c)Xinhua News/AFPBB News