【6月28日 AFP】ロシア大統領府は27日、インドネシアで11月に開催される20か国・地域(G20)首脳会議に、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が出席する意向だと発表した。

 ユーリー・ウシャコフ(Yuri Ushakov)大統領府補佐官は記者団に対し、正式な招待を受け、それに応じる回答をしたと明らかにした。

 ウシャコフ氏は、G20サミットの開催日は11月15、16両日であり、それまでには「長い時間がある」として、参加形式には変更が生じる可能性もあるものの、「現時点では、招待を受けているのは対面出席の形だ」と説明した。

 プーチン氏は、新型コロナウイルス感染症が流行していた昨年10月にイタリア・ローマで開かれた前回のサミットには、オンライン形式で出席した。

 今回G20の議長国であるインドネシアは、会議にロシアを招待したことで物議を醸している。ロシアによるウクライナ侵攻と戦争犯罪の疑いを受け、西側諸国はインドネシアに対し、ロシアを排除するよう圧力をかけてきていた。

 ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は、プーチン氏が対面出席したとしても自身が出席する可能性はあると述べ、最終決定は「出発直前」に行う考えを示した。同首相はまた、インドネシアがウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領も招待していることを明らかにした。(c)AFP