中国、海洋生態系の「不健康」状態がほぼ解消
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【6月28日 Xinhua News】中国生態環境部はこのほど開かれた、海洋生態系の質の全体状況を紹介する記者会見で、中国の海洋生態系の「不健康」な状態はほぼ解消されたと明らかにした。
同部の関係責任者によると、中国は283のベイエリアを画定し、それぞれの実情に基づき環境改善のための重点任務や対応措置を的確に定めた。沿岸部の11省・自治区・直轄市も省レベルの第14次5カ年規画(十四五、2021~25年)を発表した。各方面の努力により、中国の海洋生態系は21年に安定を維持しながら好転する傾向を示した。
①海水の水質が全体的に改善され続け、最高ランク「第1類」の水質基準に合致する海域面積が管轄海域の97・7%を占め、前年より0・9ポイント上昇した。近海では「第1類」と「第2類」の水質基準に合致する海域の割合が81・3%となり、前年より3・9ポイント上昇した。
②海洋生態系の健康状態が全体的に改善され、モニタリングしたモデル海洋生態系はいずれも「健康」あるいは「亜健康(サブヘルス)」な状態にあり、「不健康」な状態はほぼ解消された。
③利用された主な海域の環境の質は全体的に良好で、海洋生態系の保全を着実に進めるとともに、海洋経済の発展に力強い下支えと保障を提供している。(c)Xinhua News/AFPBB News