【6月27日 AFP】上着を脱いでシャツ1枚になるか、それも脱いでしまうか──。ドイツ・エルマウ(Elmau)で開幕した先進7か国(G7)首脳会議(サミット)で、各国首脳が「タフガイ」のイメージを誇示してきたロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を冗談の種にする一幕があった。

【写真】馬と触れあうプーチン大統領

 口火を切ったのはボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相。会議場となったエルマウ城でワーキングランチのテーブルに着くなり「上着は着たまま? それとも脱いで?」と尋ねた。

 カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相が、脱ぐのは集合写真を撮影した後にしようと提案。それにジョンソン氏は「プーチン氏よりもタフだと証明しなければ」と返した。

 今度はトルドー氏が「上半身裸になって乗馬を披露しよう」と応じ、2009年に公開されたプーチン氏の乗馬写真をやゆ。

 欧州委員会(European Commission)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長は「乗馬は最高」 と口にしたが、服装の件には触れなかった。

 ジョンソン氏はお構いなく「われわれも胸筋を見せないとね」とちゃかした。

 結局、各首脳は上着を着たまま写真撮影に臨み、記者団が退席した後、非公開の協議に移った。(c)AFP