【6月25日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は24日、組み合わせ抽選が行われ、女子シングルスではセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が大会初出場のアルモニー・タン(Harmony Tan、フランス)と対戦することが決まった。

 27日に本戦が始まる大会序盤の注目は、四大大会(グランドスラム)のシングルス通算23勝も、現在世界ランキング1204位でノーシードのセレーナに注がれる。

 今週行われたイーストボーン国際(Rothesay International Eastbourne 2022)のダブルスに出場した40歳のセレーナは、昨年のウィンブルドン(The Championships Wimbledon 2021)1回戦で負傷してからシングルスに出場しておらず、1年ぶりの復帰となる。

 しかしイーストボーン国際では、パートナーのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)が23日に膝を負傷し棄権を強いられたため、セレーナのウィンブルドンに向けた調整は打撃を受けた。

 通算7度の優勝を誇るウィンブルドンでの最後の優勝は2016年にまでさかのぼるセレーナだが、出産から復帰した2018年と2019年には決勝まで進んでいる。

 一方、全仏オープン(French Open 2022)を含む直近の6大会で優勝している第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は、初戦で予選勝者のヤナ・フェット(Jana Fett、クロアチア)と対戦する。

 優勝した2019年大会(The Championships Wimbledon 2019)以来のウィンブルドンとなる第16シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は、カロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)との厳しい初戦となった。

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)女王であるエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)は、脇腹のけがからの復帰戦でアリソン・バンアーツバンク(Alison van Uytvanck、ベルギー)と戦う。(c)AFP