【6月26日 Xinhua News】中国公安部は国際麻薬乱用・不正取引防止デーを控えた23日、北京市で記者会見を開き、昨年末時点の中国の麻薬使用者は148万6千人で、2016年末から42・1%減少したと明らかにした。麻薬事件は17年の14万件から5万4千件に減り、5年間の平均減少率は20%を超えた。

 国家禁毒(麻薬取り締まり)委員会弁公室常務副主任で公安部禁毒局局長の梁雲(Liang Yun)氏は、全国の警察による厳しい取り締まりと監視の下、麻薬犯罪が抑制され、麻薬による違法行為と麻薬使用者が減少し、麻薬被害の度合いも軽減されたと説明した。

 梁氏によると、過去5年間で、麻薬犯罪を全国で計45万1千件摘発し、容疑者58万8千人を逮捕、麻薬305トンを押収した。今年1~5月には全国で1万4千件余りの麻薬犯罪を摘発し、容疑者1万8千人余りを逮捕、麻薬7・8トンを押収した。(c)Xinhua News/AFPBB News