【6月24日 AFP】第18回世界陸上オレゴン大会(World Athletics Championships Oregon 22)の代表選考会を兼ねた全米選手権(2022 USATF Outdoor Championships)は23日、女子100メートルの予選が行われ、シャカリ・リチャードソン(Sha'Carri Richardson)が敗退となり、金メダル獲得の夢は突如として絶たれることになった。

 歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで知られるリチャードソンはスタートで出遅れると、11秒31の組5着でフィニッシュ。全体で23位に終わったため、今週末の200メートルで代表入りの可能性をうかがうことになった。

 選考会の会場にもなっているヘイワード・フィールド(Hayward Field)で7月に行われる世界陸上の出場権をリチャードソンが手にするには、200メートルで3位以内に入らなければならない。

 昨年行われた東京五輪の代表選考会で100メートルを制したものの、薬物検査でマリフアナに陽性反応を示したため五輪行きの夢が絶たれたリチャードソンにとっては、またしても壁にぶち当たる結果となった。

 アレイア・ホッブス(Aleia Hobbs)が追い風1.5メートルの中10秒88をたたき出し、予選全体1位で準決勝に進んだ。(c)AFP