【6月24日 AFP】スコティッシュ・プレミアシップ、セルティック(Celtic)の新アシスタントコーチに就任した元オーストラリア代表FWのハリー・キューウェル(Harry Kewell)氏は、アンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督からのオファーを「悩むまでもなく」引き受けたと述べた。

 昨年9月にイングランド下部リーグに所属するバーネット(Barnet FC)の指揮官を解任された43歳のキューウェル氏は、就任1年目となった2021-22シーズンにチームをリーグ優勝に導いたポステコグルー監督の下で働く機会を満喫することになるだろう。

 現役時代はオーストラリア代表として58試合に出場し、プレミアリーグのリーズ・ユナイテッド(Leeds United)やリバプール(Liverpool FC)でも活躍したキューウェル氏は「実は他の仕事のために別の交渉に足を運んでいた。とてもうまくいったと思っていたし、折り返しの電話を楽しみにしていた」とクラブチャンネル「セルティックTV(Celtic TV)」に語り、以下のように続けた。

「するとその間に(ポステコグルー)監督から電話があり、その話し方や仕事の提案の仕方にすぐさま『イエス』と言っていた」

「オーストラリア人監督というだけでなく、偉大な指揮官からも学ぶ機会だと感じたから、その後のことについては心配すらしなかった」

「しばらく私のことをしっかり追跡していたということを、彼はとても前向きに話してくれた。そんなことは全く知らなかったから、私がチームにもたらせるものについての考えを話してくれたときは悩むまでもなかった」

 指導者に転向してからのキューウェル氏は、イングランドのクローリー・タウン(Crawley Town)やノッツ・カウンティ(Notts County)、オールダム・アスレチック(Oldham Athletic)でも指揮官を務めた。

 キューウェル氏は「感激に近い。しばらく大きなクラブにはいなかったから、あらゆることが新鮮で、これほどのビッグクラブに来るのは緊張する」と付け加えた。(c)AFP