【6月24日 AFP】テニス、イーストボーン国際(Rothesay International Eastbourne 2022)の女子ダブルスに出場しているオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)/セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)組は23日、ジャバーが膝を負傷したため棄権を強いられた。

 今大会で約1年ぶりの公式戦復帰を果たしていた40歳のセレーナだが、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)に向けた調整には痛手となった。

 脚を負傷し、涙の途中棄権となった昨年のウィンブルドンからツアーを離脱していたセレーナは、ジャバーとペアを組んで1回戦ではサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)/マリー・ボウスコバ(Marie Bouzkova、チェコ)組を下すと、準々決勝でも青山修子(Shuko Aoyama)/チャン・ハオチン(Chan Hao-ching、台湾)組を撃破していた。

 しかしジャバーの負傷によってセレーナは、27日のウィンブルドン開幕を前にグラス(芝)コートでの試合勘をさらに磨く機会を失った。

 実戦復帰を電撃発表する前には数か月にわたり引退もささやかれていたセレーナだが、マーガレット・コート(Margaret Court)氏に並ぶ四大大会(グランドスラム)歴代最多タイの24勝目を目指し、ウィンブルドンで女子シングルスのワイルドカード(主催者推薦)を受け入れた。(c)AFP