【6月23日 AFP】ウクライナの親ロシア派武装勢力「ルガンスク人民共和国」は22日、東部の要衝セベロドネツク(Severodonetsk)と、川を挟んで対岸にあるリシチャンスク(Lysychansk)を守るウクライナ軍の部隊を間もなく包囲できると発表した。

「ルガンスク人民共和国」のアンドレイ・マロチコ(Andrei Marochko)報道官はロシアの国営テレビに対し、同共和国の部隊が両都市から数キロしか離れていない村一つを制圧し、二つの村でウクライナ軍の部隊を「完全包囲」し、「外国人傭兵(ようへい)部隊を排除した」と述べた。

 AFPは「ルガンスク人民共和国」の主張を独自に検証できていない。

 ロシア軍がウクライナ東部ドンバス(Donbas)地方制圧作戦を進める中、セベロドネツク攻防戦は激化している。

 ロシア軍はセベロドネツクを制圧すれば、さらに西のスラビャンスク(Slavyansk)とクラマトルスク(Kramatorsk)に進出できるようになる。(c)AFP