【6月23日 AFP】第19回世界水泳選手権(19th FINA World Championships)は22日、ハンガリー・ブダペストで5日目が行われ、競泳ではダビド・ポポビチ(David Popovici、ルーマニア)とサマー・マッキントッシュ(Summer McIntosh、カナダ)という二人の10代選手が金メダルを手にした。一方、今大会を席巻すると思われていたケーレブ・ドレッセル(Caeleb Dressel、米国)は、大会を棄権した。

 17歳のポポビチはドレッセルも出場していた男子100メートル自由形で金メダルを獲得し、1973年以来となる200メートルとの自由形2冠を達成。15歳のマッキントッシュは女子200メートルバタフライで優勝した。

 五輪で七つの金メダルを獲得しているドレッセルについて、米国チームの責任者は「長期的な健康のため、医療上の理由で棄権した」と明かし、「とにかく今の彼は大会に出場できる状態じゃない」と説明している。

 他の個人種目決勝では、20歳のレオン・マルシャン(Leon Marchand、フランス)が男子200メートル個人メドレーを制し、同400メートルとの2冠を達成。女子50メートル背泳ぎはカイリー・マス(Kylie Masse、カナダ)が金メダルを獲得した。

 この日最後に行われた女子4×200メートルリレーでは、ケイティ・レデッキー(Katie Ledecky)を擁する米国が優勝。レデッキーが世界水泳で獲得したメダルの数は、女子では歴代最多の21個となっている。(c)AFP/Peter BERLIN