【6月23日 AFP】先進7か国(G7)首脳会議(サミット)を控え、米政府高官は22日、サミットではウクライナに侵攻したロシアに圧力をかけるための新たな制裁措置を発表することになるとの見通しを示した。

 G7サミットは26~28日に独バイエルン(Bavaria)州で開催される。同高官は「対ロシア圧力強化に向けた具体策が打ち出されるだろう」と述べた。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領はG7サミットに出席後、スペインの首都マドリードで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に参加する。

 西側諸国は燃料価格の高騰など対ロシア制裁に伴う副次的影響の解決策を模索している。一連の首脳会合では、ロシアによるウクライナ侵攻に関連した問題が中心議題になる見通し。同高官によると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領がいずれの会合にもオンライン形式で参加する予定。

 NATOは今回の首脳会議での採択を目指す行動指針「戦略概念」に、ロシアだけでなく、中国についても初めて懸念要因として明記する方針だ。(c)AFP