【6月23日 AFP】サッカー元アルゼンチン代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏の死をめぐり、過失致死罪で訴追されていた医療スタッフ8人が裁判にかけられることが決まった。裁判所が22日に公表した。

 8人の中にはマラドーナ家の主治医や看護師らが含まれる。公判日は未定。

 マラドーナ氏は、脳血腫の除去手術を受けた2週間後の2020年11月、自宅のベッドで亡くなっているのが発見された。死因は心臓発作であることが判明しているが、証拠によれば、8人は「死を防ぐことができたかもしれない行動」を怠ったとされている。

 アルゼンチン検察が招集した医療委員会は昨年、マラドーナ氏への術後の治療は「欠陥と不規則なこと」が多いと結論づけた。20人で構成される同委員会は、適切な医療施設で十分な治療を受けていれば、マラドーナ氏が「生存する可能性は高まっていた」と主張している。

 有罪が確定すれば、禁錮8年から25年の可能性がある。8人は全員責任を否定している。(c)AFP