【6月22日 AFP】(更新)アフガニスタン東部で21日に発生したマグニチュード(M)5.9の地震で、当局は22日、死者が少なくとも1000人、負傷者が数百人に上っていると明らかにした。

 パクティカ(Paktika)州などパキスタン国境に接する山岳地帯を中心に被害が出ている。倒壊した建物のがれきをかき分けて救助活動が続いており、死者数はさらに増える恐れがある。

 アフガンでは、ユーラシアプレートとインドプレートの境界近くに位置するヒンズークシ(Hindu Kush)山脈を中心に、地震が頻発している。

 同国はすでに深刻な人道危機に見舞われており、イスラム主義組織タリバン(Taliban)の政権掌握で、事態はさらに悪化している。

 人道支援団体や国連(UN)は、この危機に対応するには、今年だけでも数千億円が必要になるとみている。(c)AFP