【6月23日 Xinhua News】中国の世界遺産、万里の長城(Great Wall)の北京市延慶区大荘科郷(だいそうかごう)区間では、研究・修復事業が進められており、このほど行われた予備調査が一定の成果を収め、多数の遺物が出土した。また、防御施設「敵台」の延慶3号、4号の基礎工法と建築形式、登城便門の建築形式と構造、さらには長城が放置された後の状態や植生が長城建築に与えた影響などが解明された。

 同市は2021年以降、長城保全の重点を一般的な保全活動から調査と保全の両立事業に移行しており、長城では同区間と懐柔区の箭扣(せんこう)長城で試験的に実施している。(c)Xinhua News/AFPBB News