【6月22日 AFP】米国で21日、生後6か月以降の乳幼児を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。

 乳幼児が感染した場合のリスクは成人ほど高くないが、流行規模が大きいことから、米国ではこれまでに0~4歳の500人近くが死亡、4万5000人以上が入院。死亡・入院例の多くは、ワクチン接種によって防げた可能性がある。

 この日接種を受けた子どもの多くは、新型ウイルスの流行中に生まれたため、規制のある生活しか知らない。テキサス州ヒューストンで、3歳の息子と生後10か月の赤ちゃんの接種のため夫と共に小児病院を訪れた女性は、「これで普通の子ども時代が送れるようになる。とてもうれしい」と語った。

 映像はテキサス州の小児病院より提供。(c)AFP