【6月20日 AFP】ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア(Crimea)のロシア側当局は20日、ウクライナ軍が海上の石油掘削施設を攻撃したと主張した。

 セルゲイ・アクショノフ(Sergei Aksyonov)氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)を通じ、クリミアに本社を置く石油・天然ガス企業チョルノモルネフテガス(Chernomorneftegaz)の複数の石油掘削施設が同日朝攻撃を受けたと発表した。

 アクショノフ氏によると、これまでに5人が救助され、うち3人が負傷。他の被害者の捜索活動が続いているという。

 チョルノモルネフテガスは、黒海(Black Sea)とアゾフ海(Sea of Azov)で複数の天然ガス・石油開発施設を運営している。アクショノフ氏は、攻撃を受けたのがどの施設なのかは公表していない。

 ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、海上のエネルギー関連施設に対する攻撃が報告されたのはこれが初めて。(c)AFP