【6月20日 AFP】第19回世界水泳選手権(19th FINA World Championships)は19日、ハンガリー・ブダペストで2日目が行われ、競泳ではケーレブ・ドレッセル(Caeleb Dressel、米国)が男子50メートルバタフライを制し、通算15個目の金メダルを獲得した。

 東京五輪で五つの金メダルを手にした後、「大きな喪失感がある」と述べていたドレッセルだが、この勝利が「間違いなく自信を高めてくれる」と信じている。

 わずか18ストロークで22秒57をマークし、今大会二つ目の金メダルを獲得したドレッセルは「良かった。完璧ではなかったが、自分のレースは全てそう。良い形で最初の個人種目を制すことができ興奮している。あすは休養を取り、100メートル自由形やその後のリレーを楽しみにしている」とコメントした。

「メダルを数えるためにこうした大会に来るのでは決してない。重要なのはとにかく速く泳ぐこと。私の頭にあるのはそれだけ」

 同種目では42歳のニコラス・サントス(Nicholas Santos、ブラジル)が銀メダルを獲得し、自身が持っていた世界水泳での最年長メダリスト記録を更新した。サントスは、マイケル・アンドリュー(Michael Andrew、米国)を0秒01差で3位に抑えた。

 この日行われた競泳の他3種目で優勝した選手は、いずれも主要大会で初の金メダルとなった。

 男子100メートル平泳ぎではニコロ・マルティネンギ(Nicolo Martinenghi、イタリア)が、女子200メートル個人メドレーではアレックス・ウォルシュ(Alex Walsh、米国)が、女子100メートルバタフライではトーリ・ハスケ(Torri Huske、米国)がそれぞれ優勝を果たした。(c)AFP/Peter BERLIN