【6月20日 AFP】男子テニス、テラ・ウォルトマン・オープン(2022 Terra Wortmann Open)は19日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は第5シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)に1-6、4-6で敗れ、2週連続の準優勝に終わった。試合中には世界ランキング1位のメドベージェフが怒りを爆発させ、自身のコーチに向かって叫ぶ一幕があった。

 メドベージェフは、ティム・ファン・ライトーベン(Tim Van Rijthoven、オランダ)にストレートで敗れた前週のリベマ・オープン(Libema Open 2022)に続き、決勝で完敗を喫した。

 第2セットの序盤、メドベージェフがコーチのジル・セルバラ(Gilles Cervara)氏に向かって怒りながら叫ぶと、セルバラ氏はすぐさま席を離れて会場を後にした。

 なすすべなく63分で完敗となったメドベージェフは試合後、「この試合を長く、より楽しいものにできなかった」として観客に謝罪しつつ、今週の自分は「コートにいるのが楽ではなかった」と認めた。

 一方のホルカシュはこれがキャリア通算5勝目。昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)では準決勝にまで進出したが、グラスコートでは初優勝となった。

「ダニールは世界最高の選手だから、彼との対戦はとても難しい」と語ったホルカシュは、「序盤は全てのショットが思い通りにいった。だから間違いなく弾みがついた」と続けた。(c)AFP