【6月19日 AFP】陸上、ダイヤモンドリーグ(Diamond League 2022)の第7戦パリ大会(Meeting de Paris)が18日に行われ、女子100メートルではシェリー・アン・フレイザー・プライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce、ジャマイカ)が自身のマークした今季世界最高に並ぶ10秒67で優勝した。

 五輪の同種目で金メダルを2個獲得している35歳のフレイザー・プライスは、パリのシャルルティ・スタジアム(Charlety Stadium)で30度の気温をものともせず、5月にケニア・ナイロビで自身が記録したのと同じタイムで勝利した。

 フレイザー・プライスはこの勝利で、7月に開催される第18回世界陸上オレゴン大会(World Athletics Championships Oregon 22)で、自身が現五輪女王の同胞エレーン・トンプソンヘラ(Elaine Thompson-Herah)を脅かす存在だと示した。

 両者は来週開催されるジャマイカの国内選手権で相まみえるが、フレイザー・プライスは前回女王のためすでに100メートルでオレゴン行きが決まっている。

 しかし、世界陸上で計9個の金メダルを獲得しているフレイザー・プライスは、オレゴン大会で短距離2種目に出場するかどうかを「まだ決めていない」とし、「肉体的に、精神的にその準備ができているかどうかを見極める」と話した。(c)AFP