【6月19日 AFP】21-22ラグビーイングランド・プレミアシップは18日、ロンドンのトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)でプレーオフ決勝が行われ、レスター・タイガース(Leicester Tigers)が15-12でサラセンズ(Saracens)を下し、優勝した。ドロップゴールで決勝点を挙げたフレディ・バーンズ(Freddie Burns)は、日本でプレーしたことでラグビーを再び愛せるようになったとコメントした。

 途中出場のバーンズは、12-12で迎えた残り時間22秒でドロップゴールを成功させ、レスターは12-13シーズン以来となる通算11度目の優勝を果たした。

 前半途中にジョージ・フォード(George Ford)が足首を負傷してフィールドに立った32歳のバーンズは、ジャスパー・ウィーゼ(Jasper Wiese)のトライ後のコンバージョンや後半開始直後のペナルティーキックを外したが、それでもドロップゴールを蹴り込んだ。

 バーンズは決勝点について、「成功して有頂天だった。どうにかすねに当てたんだ。越えそうにもなかったけれど、気にしていない。越えていったんだから」と話した。

「(バース<Bath Rugby>でプレーしていた)数年前にトライを決めきっていないうちから喜ぶというばかなことをした。二度とそんなことをしたくなかったから、仲間にすぐに切り替えるよう促した。幸運にもリスタートを外に蹴り出せた」

 2020年にトップチャレンジリーグ(2部相当、当時)の豊田自動織機シャトルズ愛知(Toyota Industries Shuttles Aichi)と契約したバーンズは、スティーブ・ボーズウィック(Steve Borthwick)ヘッドコーチ(HC)に呼び戻されてレスターに再加入した。

「日本行きは自分に起きたことの中で最高の出来事だった。それでラグビーをまた愛せるようになったし、自分のエゴを確認できた」と話したバーンズは、最後に「これ以上ないほど愛している仲間たちとこの瞬間を経験するのは特別なこと」と喜んだ。(c)AFP/Julian Guyer