【6月19日 Xinhua News】中国海南省(Hainan)三沙市(Sansha)永興島で17日、戴永久院士ワークステーションのプレート除幕式が行われた。中国科学院と中国工程院の院士(アカデミー会員)を中心とする科学技術研究機関で、同市での設立は初めてとなる。南中国海海域の気象観測・予報や防災・減災など幅広い分野を研究する。

 三沙市の鄧忠市長は同市について、海域が広く、島しょも非常に多い上、資源も豊富で、独特の熱帯海洋性気候となっており、海洋科学研究を行うには最適な自然環境だと説明。海洋資源の科学研究分野で、大学や科学研究機関との連携をさらに強化する必要があると話した。

 中国最大の海洋総合科学調査実習船「中山大学」号や中山大学の国家スーパーコンピューティング広州センターなども同院士ワークステーションにサポートを提供していくという。(c)Xinhua News/AFPBB News