【6月18日 AFP】モルドバのマイア・サンドゥ(Maia Sandu)大統領は17日、欧州連合(EU)欧州委員会(European Commission)が同国を「EU加盟候補国」と認定するよう加盟国に勧告したことを「重要な瞬間」と歓迎した。

 サンドゥ氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に「これはモルドバ共和国の未来にとって重要な瞬間であり、国民が必要としている希望だ」と投稿した。

「困難であることは承知だが、この道を進むと決めている。目的は欧州の価値観を共有する空間でわが国を強固にし、進歩と繁栄の道を歩むことにある」

 サンドゥ氏は欧州委の勧告について「われわれを励まし、正しい道を歩んでいるという確信を強めてくれる」と述べた。

 ニク・ポペスク(Nicu Popescu)外務・欧州統合相は「モルドバのEU加盟への道における歴史的な日」とフェイスブック(Facebook)に投稿した。

 ポペスク氏は「(国民は)モルドバとEUとの不可逆的な親交関係の確立に向けて新たな一歩を踏み出した」と続けた。

 勧告をめぐっては、来週ベルギーのブリュッセルで開かれるEU首脳会議で議論される予定。(c)AFP