【6月19日 Xinhua News】中国の上海体育学院経済管理学院、フィットネスクラブ向けシステム開発の三体雲智能科技と、米大手PR会社のウェーバー・シャンドウィックが共同でまとめた「2021年中国フィットネス業界データリポート」によると、21年の中国フィットネス業界は徐々に回復し、会員数とフィットネスの人口浸透率はいずれも5年連続で増加した。

 業界データリポートは、21年の中国フィットネス業界の現状とデータを振り返り、業界の今後の動向を予測した。21年12月時点の全国のフィットネスクラブ会員数は前年比6・9%増の7513万人で、人口浸透率も17年の3・5%から5・4%に拡大した。ただ、一部の地域で新型コロナウイルスの影響が続いたことにより、全国の「広義のフィットネス(身体素質の向上を目指す各種運動)」関連施設数は14万9千カ所と前年に比べ5・1%減少した。うち、営利目的のフィットネスクラブは5・4%減の4万1917カ所、フィットネススタジオは3・0%減の5万1939カ所だった。

 中国ボディービルディング・フィットネス協会の張海峰主席は、中国の消費規模が日々拡大する内需の刺激を受けてコロナ前の水準に戻りつつあることがリポートから見て取れると指摘。フィットネス業界の状況も基本的にマクロ経済に連動していることから、刺激を受けたますます多くの人が有料のトレーニングやフィットネスを開始し、それによりフィットネス業界も堅調に回復しつつあることが明らかになったと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News