【6月18日 Xinhua News】中国外交部の汪文斌(Wang Wenbin)報道官は17日の定例記者会見で、米国が間もなく開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、中国の「一帯一路(Belt and Road)」構想をけん制するための新たなインフラ構想の発表を予定していることについてコメントを求められ、次のように述べた。

 世界のインフラ整備は各国が力を合わせて協力し、互いに支持し、補完し合う必要がある。互いに対抗し、代替するものではない。米国の提案は、共同発展とウィンウィン協力という各国の普遍的な望みを無視し、ゼロサムゲームを大いに行い、分裂と対抗をあおり立てるものであり、人心を得られない。

 中国は、世界のインフラ分野は協力の余地が大きく、各種の関連イニシアチブに相互対抗や互いに取って代わる問題など存在しないと考えている。世界に必要なのは橋をかけることであり、橋を壊すことではなく、相互接続であり、互いに切り離し障壁を築くのではなく、互恵とウィンウィンであり、閉鎖と排他ではない。中国は力の結集と世界のインフラ整備促進に役立つすべてのイニシアチブを歓迎する。インフラ整備を旗印に地政学を進めるいかなる企ても歓迎されず、実現もしない。(c)Xinhua News/AFPBB News