【6月17日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は17日、自国への入国を希望するロシア人に対し、来月1日からビザ(査証)の取得を求めると発表した。

 大統領はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)を通じ、「ウクライナはロシア連邦の国民に対する査証制度を導入する」と投稿した。政府が同日中にも正式決定する予定で、ビザ取得要件の適用は「2022年7月1日」に発効するとしている。

 これにより、ウクライナが1991年にソ連から独立して以来、ロシア人に対して認めてきた査証免除措置が停止されることになる。

 大統領側近は今回の決定について、「ロシアが開始した全面戦争により、わが国の領土へのロシア国民の入国管理を強化する必要がある。安全保障が優先事項だ」と説明した。(c)AFP