【6月18日 Xinhua News】中国貴州省(Guizhou)の関注森林活動(森林に関心を寄せる活動)組織委員会はこのほど、2022年の全体会議を開催し、同省では大規模な国土緑化活動を継続的に実施しており、森林率の上昇幅、「退耕還林(耕地を森林に戻す)」プロジェクトの実施面積など複数の指標で全国首位に立っていることを明らかにした。

 同省林業局の胡洪成局長によると、この10年に同省では累計5097万ムー(約339万8千ヘクタール)の植林を行い、森林率は47・0%から62・1%に上昇し、継続的な上昇幅は全国首位となった。また、新段階の「退耕還林」プロジェクトによる植林面積は1695万ムー(約113万ヘクタール)に達して全国首位となり、全国総任務の22・8%を占めた。石漠化対策実施面積は1万3100平方キロで全国最大となり、石漠地面積は43%減少した。また、国家備蓄林の投資建設モデルを刷新し、累計で685億元(1元=約20円)を調達して314億元を利用し、508万ムー(約33万8700ヘクタール)の備蓄林を造営し、金額、面積とも全国首位となった。同省では荔波県・茂蘭や施秉県・雲台山の中国南方カルスト、赤水の丹霞地形、そした梵浄山が世界自然遺産に登録されており、世界自然遺産登録地の数は全国最多となっている。

 このほか、同省は全域の生態系保護を強化し、各種の自然保護地314カ所を設立、生物多様性の保全度で全国をリードする。この10年で林業生産高は401億元から10倍強の3719億元となり、森林生態系向けサービスの機能的価値は年間4275億元から2倍強の8783億元となった。(c)Xinhua News/AFPBB News