【6月15日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は15日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と電話会談し、「主権と安全保障」に関してロシアを支持し続ける考えを伝えた。

 中国中央テレビ(CCTV)によると、習氏は「核心的な利益や主権、安全保障の重大な懸念に関して(ロシアを)支持し続ける用意がある」と表明した。

 ロシアが2月24日にウクライナに侵攻して以降、中ロ首脳の電話会談が伝えられたのは2回目。中国政府は、ロシアの侵攻を非難しておらず、同国に外交的な抜け道を与えていると西側諸国から批判されている。

 習氏は電話会談の中で、「世界的な混乱や変化に直面しながらも」両国関係は年初から順調に発展していると述べた上で、「両国間の戦略的な協調関係を強化する」意向を示した。(c)AFP